創立50年の旧木内医院を、新たに 南しみずメディカルクリニックと施設名を変更しました。木内医院は呼吸器内科とアレルギーの専門とし診療を行っておりました。
これからは、更に消化器内科医が加わり消化器疾患の診療を充実させ、今まで以上に地域の皆さまのニーズに合わせた最新、最善の医療ができる総合クリニックとして努めていきます。  

  診療科目

消化器内科・内科・呼吸器内科・アレルギー科・気管食道内科・脳神経外科

大腸がん

1.大腸がんとは

大腸がんは、大腸(結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、腺腫という良性のポリープががん化して発生するものと、正常な粘膜から直接発生するものがあります。日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。大腸の粘膜に発生した大腸がんは次第に大腸の壁に深く侵入し、やがて大腸の壁の外まで広がり腹腔内に散らばったり、リンパ液や血液の流れに乗って、リンパ節や肝臓、肺など別の臓器に転移したりします。

2.大腸がんの統計

日本での大腸がん罹患数および死亡数は著しく増加しています。大腸がん検診では40代から徐々に発見され年齢とともに発見率は上昇しています。性別に経時的変化をみると、大腸がんによる死亡率は男性、女性ともに増加傾向を認め、男性では全がん種の第3位、女性では第1位となっています。

3.症状

早期の段階では自覚症状はほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。症状としては、血便、下血、下痢と便秘の繰り返し、便が細い、便が残る感じ、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。最も頻度が高い血便、下血は痔などの良性の病気でもみられるため、そのままにしておくとがんが進行してから見つかることがあります。大腸がんの早期発見のために早めに専門医を受診することが大切です。 がんが進行すると、慢性的な出血による貧血や、腸が狭くなることによる便秘や下痢、おなかが張るなどの症状が出ることがあります。さらに進行すると腸閉塞となり、便は出なくなり、腹痛、嘔吐などの症状が出ます。大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。

4.検診
がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことで、がんによる死亡を減少させることです。わが国では、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(平成28年一部改正)」で検診方法が定められています。男女ともに、40歳以上は年に1回、大腸がん検診を受けましょう。静岡市は、検診費用の多くを公費で負担しており、一部の自己負担で受けることができます。

検診の内容は、問診と便潜血検査です。問診では、自覚症状や既往歴、家族の病歴などを確認します。問診は、検診の対象として適切か、診療の対象ではないかの判断に用いる参考情報です。便潜血検査では、大腸がんやポリープなどによる出血が便に混じっていないかを調べます。通常、便潜血は微量で目には見えません。がんからの出血は間欠的であるため、2日分の便を採取します。
便潜血検査による検診は、がん死亡率を減らす科学的根拠があり、安全、簡単、安価な検査です。
検査の結果が「要精検」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。精密検査では通常大腸内視鏡検査を行います。がんは1回の検診で見つからないこともありますので、毎年定期的に受診してください。また、検診と検診の間に発生して、急速に進行するがんもわずかながらあります。血便、腹痛、便の性状や回数の変化など、気になる症状が続く場合は、次の検診を待たずに受診してください。